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コース/実践Webデザイン - Figma完全マスター講座/配色の基礎 - カラーパレットの作り方
4 / 12
レッスン 4
30分

配色の基礎 - カラーパレットの作り方

📝 最後に理解度チェック(3問)があります
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Figmaで学ぶ配色理論 — カラースタイルとパレット設計

配色はデザインの中で最も「感覚的」と思われがちですが、実は明確なルールと手順があります。センスがなくても、正しい手順でカラーパレットを作れば、プロっぽい配色が実現できます。このレッスンでは色の基礎理論からFigmaのカラースタイル設定、実務で使える60-30-10ルールまでを一気に習得します。

60-30-10ルール + Figmaカラースタイル設計60-30-10ルール + Figmaカラースタイル設計


色の基礎理論

色の3属性

すべての色は3つの属性で定義できます。

属性英語意味例
色相Hue色の種類(赤・青・緑など)0°=赤, 120°=緑, 240°=青
彩度Saturation色の鮮やかさ0%=グレー, 100%=純色
明度Lightness色の明るさ0%=黒, 50%=純色, 100%=白

FigmaのカラーピッカーはHSLモードで操作できます。HSLを使いこなすと、「この色の薄いバージョン」「暗いバージョン」を直感的に作れます。

色温度と心理効果

色グループ温度心理効果適した用途
赤・オレンジ・黄暖色活発・緊急・食欲CTA・警告・フード系
青・紫・藍寒色信頼・冷静・技術SaaS・金融・医療
緑・黄緑中性自然・安全・成長環境・ヘルス・農業
グレー・白・黒無彩色中立・洗練・高級背景・余白・ミニマル

💡 BtoB SaaSに青系が多いのは、「信頼・安定・技術」という心理効果を狙っているためです。デザイン上の好みよりも、ターゲットユーザーの心理に合わせた色選びが重要です。


配色パターン4種

1. 補色(Complementary)

色相環で正反対に位置する2色の組み合わせ。強いコントラストとエネルギーを生みます。

  • ◆例: 青(#6366f1)× オレンジ(#f59e0b)
  • ◆使い方: メインカラーと目立つアクセントに
  • ◆注意: 同じ面積で使うとうるさくなる。70:30程度の比率で使用

2. 類似色(Analogous)

色相環で隣接する2〜3色の組み合わせ。統一感と調和を生みます。

  • ◆例: 青(#3b82f6)× 青紫(#6366f1)× 紫(#8b5cf6)
  • ◆使い方: 落ち着いた雰囲気・グラデーション
  • ◆注意: 単調になりやすい。アクセントカラーで変化をつけること

3. トライアド(Triadic)

色相環を120°ずつ等分した3色の組み合わせ。バランスよく活気があります。

  • ◆例: 青(#6366f1)× 赤(#ef4444)× 緑(#10b981)
  • ◆使い方: 子ども向け・エンタメ・ゲーム
  • ◆注意: 3色を同比率で使うと散漫。1色をメインにして2色をアクセントに

4. モノクロマティック(Monochromatic)

同じ色相の明度・彩度違いの組み合わせ。洗練されたミニマルな印象になります。

  • ◆例: 青 #1e40af(濃) / #3b82f6(中) / #bfdbfe(薄)
  • ◆使い方: テック系・高級感・モダン
  • ◆注意: 同じ色なのでコントラストを明度差で作る必要がある

60-30-10ルール

配色の黄金比率として知られる「60-30-10ルール」は、インテリアデザインからUI/UXまで広く使われる実用的なガイドラインです。

役割比率内容例
ベースカラー60%背景・余白・サーフェス白・薄いグレー・淡いカラー
メインカラー30%ヘッダー・サイドバー・主要UIブランドカラー
アクセントカラー10%CTAボタン・強調・通知補色・鮮やかな色

アクセントカラーは使用面積が少ないほど目立ちます。10%を超えると「どこに注目すればよいか」が曖昧になります。


Figmaでカラースタイルを作成する

ステップ1: カラーパレットを設計する

まずFigmaの外でカラーパレットを設計します。推奨ツール: Coolors(coolors.co)、Realtime Colors(realtimecolors.com)

最低限定義すべき色:

  • ◆Primary: ブランドのメインカラー(500番台)
  • ◆Primary Light: 薄いバージョン(100〜300番台)
  • ◆Primary Dark: 濃いバージョン(700〜900番台)
  • ◆Accent: アクセントカラー
  • ◆Neutral: グレー系(テキスト・ボーダー・背景用)
  • ◆Semantic: Success(緑)/ Warning(黄)/ Error(赤)/ Info(青)

ステップ2: Figmaにスタイルを登録する

  1. ◆長方形を作成して塗りを設定
  2. ◆右パネルのFill横にある「4つの点」アイコンをクリック
  3. ◆「Create style」で名前をつけて保存
  4. ◆命名は / でカテゴリ分けが可能(例: Primary/500, Neutral/200)

⚠️ カラースタイルを登録せずに色を設定すると、後でブランドカラーを変更する際に全要素を手作業で変える羽目になります。必ずスタイルを使ってください。

ステップ3: アクセシビリティを確認する

カラースタイルを作成したら、テキスト色と背景色の組み合わせを確認します。

Figmaプラグインで確認:

  • ◆「A11y - Color Contrast Checker」
  • ◆「Contrast」

WCAG AA基準(最低ライン):

  • ◆通常テキスト: コントラスト比 4.5:1 以上
  • ◆大きいテキスト(18pt+): 3:1 以上
組み合わせ例コントラスト比判定
白文字 on #6366f14.47:1AA大テキストのみ可
白文字 on #4338ca7.9:1AAA合格
#1e293b文字 on 白14.6:1AAA合格
#94a3b8文字 on 白2.6:1不合格

🏋️実践ワーク

  1. ◆以下のカラーを使ってFigmaにカラースタイルを登録してください。
    • ◆Primary/500: #6366f1
    • ◆Primary/700: #4338ca
    • ◆Accent/500: #f59e0b
    • ◆Neutral/50: #f8fafc
    • ◆Neutral/900: #0f172a
  2. ◆白背景(#ffffff)に Neutral/600(#475569)のテキストを配置し、コントラスト比をプラグインで確認してください。
  3. ◆60-30-10ルールに従い、シンプルなカードUIを作成してください(背景・メイン・アクセントの比率を意識)。

📝まとめ

配色は「センス」ではなく、色の3属性の理解・配色パターンの選択・60-30-10ルールの適用・アクセシビリティ確認という手順で設計できます。Figmaのカラースタイルは反復の原則を実現し、後からの一括変更を可能にします。次のレッスンでは同じアプローチをタイポグラフィに適用します。

理解度チェック

3問

全問正解でこのレッスンが「完了」になり、コースの全レッスンを完了すると修了証が発行されます。解説つき・何度でも挑戦できます。

  1. Q1.アクセントカラーを見出しや背景にも多用した結果、どこを押せばよいか分かりにくくなりました。本文に沿った改善はどれですか?

  2. Q2.金融系サービスのUIで信頼や安定の印象を狙う場合、本文の色温度の表から選ぶべき色はどれですか?

  3. Q3.同じ色相の濃淡だけで配色するモノクロマティックで、特に注意すべき点として本文が挙げているのはどれですか?

すべての問題に答えると押せます

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