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コース/実践Webデザイン - Figma完全マスター講座/Auto Layoutで効率的なレイアウト
7 / 12
レッスン 7
30分

Auto Layoutで効率的なレイアウト

📝 最後に理解度チェック(3問)があります
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Auto Layout — Figmaのレイアウトエンジンを完全制覇

Auto LayoutはFigmaが他のデザインツールと一線を画す最大の機能です。CSSのFlexboxをデザインツール上で完全に再現し、「テキストが増えたら自動でボタンが広がる」「要素を追加したらナビゲーションが自動で整列する」といった動的レイアウトをデザイン段階から実現します。

Auto Layoutを理解することで、デザインとコードの乖離がほぼなくなり、エンジニアへのハンドオフ品質が劇的に向上します。このレッスンでは基本から応用まで、実際のコンポーネント作成を通じて習得します。

Auto Layout — Hug / Fill / Fixed サイジングモデルAuto Layout — Hug / Fill / Fixed サイジングモデル


Auto Layoutの基本概念

Auto Layoutとは何か

Auto Layoutは、フレーム内の子要素を「行(水平)」または「列(垂直)」方向に自動配置するレイアウト機能です。要素を追加・削除・サイズ変更したとき、コンテナが自動的に調整されます。

CSSとの対応関係を理解すると習得が早くなります。

Auto Layout設定CSSプロパティ
方向: 水平flex-direction: row
方向: 垂直flex-direction: column
Gap(要素間の間隔)gap / column-gap / row-gap
Padding(内側余白)padding(上下左右個別設定可)
揃えalign-items / justify-content
Wrap(折り返し)flex-wrap: wrap

💡 エンジニアにデザインを渡すとき、Auto Layoutで作られたフレームはFigmaが自動でCSS値を表示してくれます。Dev Modeで確認すると、paddingやgapの数値がそのままコードに使えます。


Auto Layoutの適用方法

基本操作

方法1: ショートカット(最速)

  • ◆対象の要素またはフレームを選択
  • ◆Shift + A を押すだけでAuto Layoutが適用される

方法2: 右パネルから追加

  • ◆要素を選択して右パネルにスクロール
  • ◆「Add auto layout」ボタン(+アイコン)をクリック

方法3: 複数要素から作成

  • ◆並べたい複数の要素をShift+クリックで選択
  • ◆Shift + A を押すとAuto Layoutフレームが自動生成される

⚠️ Auto Layoutを適用すると、選択した要素がフレーム内に包まれます。既にフレームがある場合はそのフレームにAuto Layoutが追加されます。操作を間違えた場合は Ctrl/Cmd + Z で元に戻せます。


パディングとギャップの設定

Padding(内側余白)

Auto Layoutパネルの「Padding」セクションで設定します。4つの値を個別に設定できます。

  • ◆上下左右を同一値に設定: Paddingフィールドに単一の数値を入力
  • ◆上下・左右を別々に設定: 縦(TB)と横(LR)に分けて入力
  • ◆4辺を個別設定: 展開アイコンをクリックしてTop / Right / Bottom / Leftを個別入力

UIコンポーネントの推奨Padding値:

コンポーネント推奨Padding
小ボタン(SM)上下8px / 左右16px
標準ボタン(MD)上下12px / 左右24px
大ボタン(LG)上下16px / 左右32px
入力フィールド上下12px / 左右16px
カード上下20px / 左右24px
ナビバー上下16px / 左右24px

Gap(要素間の間隔)

Gap(Spacing between items)は子要素同士の間隔を設定します。

  • ◆固定Gap: 数値を入力(例: 8px)
  • ◆Auto Gap(Space between): 子要素を等間隔に広げる(CSSの justify-content: space-between と同等)

💡 「Auto(Space between)」は、ナビゲーションのロゴ + メニューリスト + CTAボタンを左端・中央・右端に配置したいときに便利です。一切手動で位置を調整せずに均等配置が完成します。


3つのサイジングモード

Hug Contents(コンテンツに合わせて縮小)

子要素のサイズ合計に合わせてコンテナが自動サイズになります。

特徴:

  • ◆テキストを変更するとフレームが自動伸縮する
  • ◆常に必要最小限のサイズになる
  • ◆コンテンツ量が不定なUIパーツに最適

最適な用途:

  • ◆ボタン(ラベルに合わせてサイズ変化)
  • ◆タグ・バッジ・チップ
  • ◆ツールチップ
  • ◆ナビゲーションの各メニュー項目

Fill Container(親に合わせて拡大)

親フレームの残りスペースを埋めるように伸びます。CSSの flex: 1 または width: 100% に相当します。

特徴:

  • ◆親のサイズが変わると追従する
  • ◆兄弟要素が複数ある場合は均等に分配される
  • ◆レスポンシブデザインの基本設定

最適な用途:

  • ◆テキスト入力フィールド
  • ◆グリッドの各カラム
  • ◆カードコンテンツエリア
  • ◆フレックスレイアウトの伸縮要素

Fixed(固定サイズ)

幅・高さを固定値で指定します。コンテンツが溢れると見えなくなります(overflow: hidden相当)。

最適な用途:

  • ◆アイコン(16px / 24px / 32px)
  • ◆サムネイル画像(比率を維持したい場合)
  • ◆バッジ・通知カウンター
  • ◆サイドバー(固定幅240px等)

⚠️ Fixedサイズ設定時、コンテンツが溢れてクリッピングされることがあります。特にテキストを含む要素で注意してください。Clip contentオプションでコンテンツのはみ出しを制御できます。


ネストされたAuto Layout

ネストの概念

Auto Layoutのフレームを入れ子にすることで、複雑なレイアウトが実現できます。外側フレームが全体の方向を決め、内側フレームがセクションの方向を決めます。

典型的なネスト構造:

Card(垂直 Auto Layout)
  └ CardImage(Fixed: 幅Fill × 高さ200px)
  └ CardBody(垂直 Auto Layout、Padding 16px)
      └ CardTitle(Hug)
      └ CardDescription(Fill × Hug)
      └ CardFooter(水平 Auto Layout)
          └ Price(Hug)
          └ Button(Hug)

レスポンシブカードの作成実践

ステップ1: カードフレームを作成

  1. ◆F を押してフレームを作成(幅320px × 高さ自動)
  2. ◆Shift + A でAuto Layoutを垂直方向に適用
  3. ◆幅を「Fill」、高さを「Hug」に設定

ステップ2: 画像エリアを追加

  1. ◆カードフレーム内に長方形を作成
  2. ◆幅「Fill」、高さ「Fixed 200px」に設定
  3. ◆塗りを画像(Image fill)に変更

ステップ3: コンテンツエリアを追加

  1. ◆カードフレーム内に新しいフレームを作成
  2. ◆Shift + A で垂直Auto Layout適用
  3. ◆Padding: 上下16px / 左右20px、Gap: 8px
  4. ◆幅「Fill」、高さ「Hug」に設定

ステップ4: タイトル・本文・ボタンを追加

  1. ◆テキスト(タイトル): 幅「Fill」
  2. ◆テキスト(本文): 幅「Fill」、行間1.7
  3. ◆ボタンフレーム: Hug × Hug、Padding 12px 24px

ナビバーの実践作成

ナビバー設計の考え方

ナビゲーションバーは「ロゴ(左)」「メニュー(中)」「CTA(右)」の3グループが基本構成です。Auto Layoutの「Space between」を活用すると、手動で位置調整せず完成します。

作成手順:

  1. ◆横幅1440px、高さ自動のフレームを作成
  2. ◆Shift + A で水平Auto Layoutを適用
  3. ◆Padding: 上下16px / 左右40px
  4. ◆Gapを「Auto(Space between)」に設定
  5. ◆Align(縦方向): Center(垂直中央揃え)
  6. ◆幅を「Fill」、高さを「Hug」に設定

各要素の設定:

  • ◆ロゴグループ: 幅「Hug」
  • ◆メニューリスト(水平Auto Layout、Gap 32px): 幅「Hug」
  • ◆CTAボタン: 幅「Hug」

💡 「Space between」を設定した時点で、ロゴは左端・CTAは右端・メニューは中央付近に自動配置されます。ブレイクポイントごとにフレーム幅を変えるだけで、ナビバーが自動でリフロー(再配置)します。


絶対位置(Absolute Position)

Auto Layoutフレーム内の特定の子要素だけをフローから除外して、絶対位置で配置できます。

設定方法:

  1. ◆Auto Layoutフレーム内の要素を選択
  2. ◆右パネルの「Absolute position」アイコンをクリック
  3. ◆X・Y座標で位置を指定

主な用途:

  • ◆カード上のバッジ(「NEW」「SALE」など)
  • ◆アバター画像上のオンラインステータス表示
  • ◆モーダルの閉じるボタン(右上固定)
  • ◆フローティングアクションボタン

🏋️実践ワーク

  1. ◆以下の仕様でボタンコンポーネントを作成してください。
    • ◆テキスト: 「カートに追加」、フォント14px Medium、色: 白
    • ◆背景: #6366f1、角丸: 8px
    • ◆Padding: 上下12px / 左右24px、Auto Layout: 水平
    • ◆サイジング: 幅「Hug」高さ「Hug」
    • ◆テキストを「カートに追加(10アイテム)」に変えてボタンが自動拡張されることを確認する
  2. ◆以下の仕様でカードコンポーネントを作成してください。
    • ◆カード外枠: 幅320px、Auto Layout垂直、Gap 0、角丸12px、Shadow
    • ◆画像エリア: 幅Fill × 高さ180px Fixed
    • ◆コンテンツエリア: Auto Layout垂直、Padding 16px、Gap 8px、幅Fill
    • ◆タイトル: 16px Bold、幅Fill
    • ◆本文: 14px Regular、幅Fill、行間1.7、3行
    • ◆フッター: Auto Layout水平、Space between、幅Fill
  3. ◆作成したカードを3列グリッドに並べるフレームを作成してください。
    • ◆外枠: 1440px、Auto Layout水平、Padding 40px、Gap 24px
    • ◆各カード: 幅「Fill」に変更

📝まとめ

Auto LayoutはFigmaの心臓部です。Hug・Fill・Fixedの3つのサイジングモードとPadding・Gapの設定を組み合わせることで、CSS Flexboxと同等のレイアウトをデザイン段階から表現できます。ネスト構造を理解してカードとナビバーを自在に作れるようになれば、実務レベルのUIコンポーネント設計が可能になります。次のレッスンではAuto Layoutをベースにしたレスポンシブデザインを学びます。

理解度チェック

3問

全問正解でこのレッスンが「完了」になり、コースの全レッスンを完了すると修了証が発行されます。解説つき・何度でも挑戦できます。

  1. Q1.ラベルの文字数に合わせてボタンの幅が自動で伸縮するようにしたい場合、ボタンの幅の設定はどれですか?

  2. Q2.ナビバーでロゴを左端、CTAを右端に、手作業の位置調整なしで配置したい場合の設定はどれですか?

  3. Q3.Auto Layoutのカードの右上に「NEW」バッジを重ねたいが、他の要素の並びは崩したくありません。適した方法はどれですか?

すべての問題に答えると押せます

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