UI(User Interface)とUX(User Experience)は密接に関連しながらも、異なる概念です。この違いを正確に理解することが、優れたデザインの第一歩です。
UIデザインは、ユーザーが製品やサービスと接触する「接点」のデザインです。具体的には以下の要素を設計します。
UIデザインの目的は「見た目の美しさ」と「操作のしやすさ」の両立です。
UXデザインは、ユーザーが製品やサービスを利用する際の「体験全体」を設計する取り組みです。UIよりも広い範囲をカバーします。
よく「UIはUXの一部」と表現されます。UXが「体験全体」を指すのに対し、UIはその体験を実現するための「視覚的・操作的な表層」です。
レストランに例えると、UIは料理の「盛り付け」「食器」「テーブルセッティング」。UXは予約のしやすさ、入店時の印象、注文のスムーズさ、料理の味、会計の便利さ、再訪したいと思う気持ちまで含む体験全体です。
UXデザインは以下の5段階で進めます(デザイン思考のフレームワーク)。
1. 普段使っているアプリを一つ選び、UIの良い点・悪い点をリストアップしてください
2. そのアプリの利用体験全体(UX)を時系列で書き出してください
3. UIの改善とUXの改善、それぞれ3つずつ提案してください
UIとUXの違いを理解することは、デザイナーとしての視野を広げます。美しいUIを作るスキルに加えて、ユーザーの体験全体を設計するUXの視点を持つことで、真に価値のあるデザインが実現できます。