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コース/WordPress HP制作完全講座/WordPressインストールと初期設定
3 / 12
レッスン 3
30分

WordPressインストールと初期設定

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WPインストールと初期設定

サーバーとドメインの準備が整ったら、いよいよWordPressのインストールです。現在の主要レンタルサーバーはすべて「簡単インストール機能」を提供しており、技術的な知識がなくても数分でWordPressを設置できます。このレッスンでは、簡単インストールの5ステップ、インストール後に必ず行うべき初期設定10項目、SEOに直結するパーマリンク設定、そして一般・表示・ディスカッション設定の各詳細を学びます。


WordPressとは(復習)

WordPressは世界のWebサイトの43%以上で使われているCMS(コンテンツ管理システム)です。オープンソースで無料、日本語対応、豊富なプラグインとテーマが特徴です。

WordPressのインストールには2種類の方法があります。

方法特徴推奨度
サーバーの「簡単インストール」管理画面から数クリックで完了。技術知識不要おすすめ
手動インストール(FTP)ファイルを手動でアップロード。細かい設定が可能上級者向け

初心者はサーバーの「簡単インストール機能」を使います。


簡単インストール5ステップ

WordPressインストール5ステップと初期設定10項目WordPressインストール5ステップと初期設定10項目

ステップ1: サーバー管理画面にログイン

各サーバーの管理画面にログインします。

  • ◆エックスサーバー: サーバーパネル(panel.xserver.ne.jp)にログイン
  • ◆ConoHa WING: コントロールパネル(manage.conoha.ne.jp)にログイン
  • ◆さくらインターネット: コントロールパネル(secure.sakura.ad.jp)にログイン

ステップ2: 「WordPress簡単インストール」を選択

管理画面内の「WordPress」または「自動インストール」「簡単インストール」を探してクリックします。

  • ◆エックスサーバー: 「WordPress簡単インストール」メニュー
  • ◆ConoHa WING: 「サイト管理」→「サイト設定」→「+WordPress」
  • ◆さくらインターネット: 「クイックインストール」→「WordPress」

ステップ3: インストール先のドメインを選択

WordPressをインストールするドメインを選択します。

  • ◆ドメイン直下(ルート)に設置: example.com にWordPressを置く場合 → URLは example.com
  • ◆サブディレクトリに設置: example.com/blog のようにフォルダ内に置く場合

💡 ルートへのインストールが基本: ビジネスHPは example.com のルートに設置するのが一般的です。

ステップ4: DB名・管理者情報を入力

WordPressのデータを保存するデータベース(DB)と、管理者アカウントの情報を入力します。

入力項目内容注意事項
ブログ名サイトのタイトル(後で変更可)仮のもので可
ユーザー名WordPressログイン用のID「admin」は使わない(セキュリティリスク)
パスワードログインパスワード12文字以上・英数字記号の組み合わせ
メールアドレス管理者のメールアドレスコメント通知などが届く
DB名自動生成される場合が多いそのままでOK

⚠️ ユーザー名に「admin」を使ってはいけない: 「admin」は最も一般的な管理者名のため、ブルートフォース攻撃(パスワード総当たり)のターゲットになりやすい。必ず別の名前を設定してください。

ステップ5: インストール完了・初回ログイン

「インストール」ボタンをクリックすると、数秒〜1分でWordPressの設置が完了します。

完了後、以下のURLにアクセスしてログインを確認します。

  • ◆管理画面: https://example.com/wp-admin/
  • ◆ログイン: 設定したユーザー名とパスワードでログイン

初期設定10項目

WordPressをインストールしたら、すぐに以下の10項目を設定します。これらを後回しにすると、セキュリティリスクが高まったり、SEO的に不利な状態でコンテンツが蓄積されてしまいます。

設定1: 一般設定(最重要)

「管理画面」→「設定」→「一般」

項目設定内容
サイトのタイトルSEOに影響する重要な項目。サービス名や会社名を正確に入力
キャッチフレーズサイトの説明文。titleタグやOGPに使われることがある
WordPress アドレス(URL)https:// で始まるURLに変更(SSL設定済みの場合)
サイトアドレス(URL)WordPress アドレスと同じ値に設定
タイムゾーン「東京」に設定(デフォルトは UTC で日本時間と9時間ずれる)

⚠️ URLをhttpsに変更するタイミング: SSL証明書が有効になった後でないと、サイトにアクセスできなくなります。必ずSSL設定後にURLを変更してください。

設定2: パーマリンク設定(SEO最重要)

「管理画面」→「設定」→「パーマリンク」

パーマリンクとは、各記事・ページのURL構造のことです。WordPressのデフォルトは /?p=123 という数字のみのURLですが、これはSEO的に最悪です。

推奨設定: 「投稿名」(/%postname%/)を選択

設定URL例SEO評価
基本(デフォルト)/?p=123最低(URLに意味がない)
日付と投稿名/2024/04/10/sample-post/普通(日付が古くなる)
投稿名/sample-post/最良(シンプルで意味がある)

「投稿名」に設定した後、各記事・ページのスラッグ(URLの末尾部分)は、英語または数字で入力します。日本語スラッグはURLエンコードされて非常に長くなるため避けます。

⚠️ パーマリンクは公開後に変更してはいけない: 公開済みの記事があるサイトでパーマリンク設定を変更すると、すべての記事のURLが変わり、Googleの検索インデックスからの削除・外部リンク切れが発生します。必ずWordPressを設置した直後、最初の記事を書く前に設定してください。

設定3: 表示設定

「管理画面」→「設定」→「表示設定」

項目設定内容
フロントページの表示「固定ページ」→ 後でトップページ用の固定ページを作成して設定
1ページに表示する最大投稿数10件(デフォルト)が一般的。重くなる場合は5〜8件に
検索エンジンでの表示制作中はチェックを入れる(インデックスされないよう非公開にし、公開直前に外す)

💡 「検索エンジンでの表示」の扱い: 制作中は「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れておき、公開直前に外します。チェックが入ったままだとGoogleにインデックスされず、SEO評価が蓄積されません。

設定4: ディスカッション設定

「管理画面」→「設定」→「ディスカッション」

ビジネスHPでは、スパムコメントへの対策が重要です。

項目推奨設定
新しい記事へのコメントを許可用途による(ブログ記事はオン、サービスページはオフ)
コメントの手動承認オン(スパムをデフォルトで弾く)
コメント投稿者の名前とメールを必須にするオン
Akismetプラグインインストール・有効化(スパムフィルタ)

設定5〜6: テーマの設定と不要プラグインの削除

テーマ設定

  • ◆「外観」→「テーマ」→ 使用するテーマをインストール・有効化
  • ◆初期状態の Twenty Twenty-Threeは削除してOK
  • ◆有料テーマを使う場合はZIPファイルから「テーマのアップロード」でインストール

不要プラグインの削除

  • ◆インストール直後に含まれる「Hello Dolly」は削除(使わないプラグインはセキュリティリスク)
  • ◆「プラグイン」→ 未使用プラグインを「削除」

設定7: SSL有効化とhttpsへの統一

前レッスンで学んだSSL設定を実施します。

  1. ◆サーバー管理画面でSSL証明書を有効化
  2. ◆WordPress一般設定でURLをhttpsに変更
  3. ◆.htaccessでhttp→httpsのリダイレクトを設定
  4. ◆プラグイン「Really Simple SSL」でMixed Contentを修正

設定8: SEOプラグインの導入

SEOプラグインはYoast SEO または All in One SEO(AIOSEO) が二大定番です。

プラグイン特徴おすすめ度
Yoast SEO世界シェアNo.1。信号機UIで設定のヒントが豊富国際・英語サイト向け
All in One SEO日本語対応が良好。直感的に設定できる日本語サイト向け
SEO SIMPLE PACK日本製・軽量。シンプルなSEO設定のみ軽量化重視の方

インストール後に設定するもの:

  • ◆タイトルのフォーマット(サイト名の表示位置)
  • ◆サイトマップXMLの自動生成(Google Search Consoleへの送信用)
  • ◆OGP設定(SNSシェア時のサムネイル・タイトル)

設定9: バックアッププラグインの導入

サイトの更新・プラグインの競合などで予期せぬ問題が起きることがあります。バックアップは必須です。

推奨プラグイン: UpdraftPlus(無料版で十分)

設定内容:

  • ◆バックアップ頻度: 目安として毎日〜週次(ファイル・データベースとも。更新が多いサイトほど頻度を上げる)
  • ◆保存先: Google DriveまたはDropbox(無料)
  • ◆保持するバックアップ数: 目安として2週間分以上(毎日なら14世代、週次なら2〜3世代)

設定10: セキュリティ設定

WordPressは人気CMS故に攻撃対象になりやすいです。基本的なセキュリティ設定を行います。

対策方法
管理者ユーザー名の変更「admin」は絶対NG。任意の英字ユーザー名を使用
強力なパスワード12文字以上・英数字記号混在
ログイン試行制限Limit Login Attempts Reloadedプラグイン導入
WordPress本体の更新管理画面に更新通知が来たら速やかに適用
ファイルの直接編集を無効化wp-config.phpに define('DISALLOW_FILE_EDIT', true); を追加

設定後の動作確認

初期設定が完了したら、以下の項目を確認してから記事・ページ作成に進みます。

確認項目確認方法
https://でアクセスできるブラウザのアドレスバーに鍵アイコンが表示される
管理画面にログインできる/wp-admin/ にアクセス
パーマリンクが「投稿名」になっているテスト投稿を作成してURLを確認
サイトタイトルが正しいブラウザのタブタイトルで確認
SEOプラグインが有効プラグイン一覧で「有効」状態を確認
バックアッププラグインが動作手動バックアップを1回実行して保存先を確認
XMLサイトマップが生成されているhttps://example.com/sitemap.xml にアクセスして確認

💡 インストール後すぐにやること: SSL設定・パーマリンク設定・SEOプラグイン導入の3点だけは、最初の記事・固定ページを作成する前に必ず完了させてください。これらは後からでは修正コストが非常に高くなります。


🏋️実践ワーク

以下のワークを実施してください。

  1. ◆WordPressをインストールする: 準備したサーバーとドメインを使い、「WordPress簡単インストール」で実際にインストールする。ユーザー名に「admin」を使わないこと。
  2. ◆パーマリンクを設定する: 管理画面から「設定」→「パーマリンク」→「投稿名」に変更して保存する。テスト投稿を作成して、URLに数字ではなく英字スラッグが使われていることを確認する。
  3. ◆初期設定10項目を完了させる: チェックリストの10項目を上から順番に設定し、完了したら各項目にチェックを入れる。
  4. ◆セキュリティを確認する: 管理者ユーザー名が「admin」でないこと・パスワードが強力なものになっていること・UpdraftPlusで1回手動バックアップを実行することを確認する。

📝まとめ

WordPressのインストールはサーバーの「簡単インストール」機能を使えば5ステップで完了します。インストール後の初期設定10項目のうち、最優先はパーマリンク設定(投稿名)・SSL設定・SEOプラグイン導入の3点です。パーマリンクは公開後に変更するとSEO評価がリセットされるため、最初に必ず設定します。一般設定でタイムゾーンを東京に変更すること、ディスカッション設定でスパム対策を有効にすること、不要プラグインを削除することも忘れずに行いましょう。これらの基盤設定が整って初めて、テーマカスタマイズとページ制作の段階に進めます。

理解度チェック

3問

全問正解でこのレッスンが「完了」になり、コースの全レッスンを完了すると修了証が発行されます。解説つき・何度でも挑戦できます。

  1. Q1.公開済みの記事が多数あるサイトで、パーマリンク設定を「日付と投稿名」から「投稿名」に変更しました。本文によると何が起きますか。

  2. Q2.簡単インストールの管理者ユーザー名に、覚えやすいので「admin」を使おうとしています。本文に沿う助言はどれですか。

  3. Q3.SSL証明書がまだ有効になっていない段階で、一般設定のWordPressアドレスをhttpsに変えようとしています。本文に沿う判断はどれですか。

すべての問題に答えると押せます

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